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こんばんは!PTAブロガーのいさおです。

 

 

 

PTAは任意団体なのに、

保護者みんなが必ずやるもの、という

強制的な運営方法が問題になっています

 

 

 

▼ PTAが任意団体であることはこちらの記事でどうぞ

PTA加入は義務?いえいえ、任意団体ですから個人の自由ですよ

 

 

 

本人の意思による入退会の自由が

認められていないのであれば、

子どもの学校を中心に活動する団体としては

ふさわしくないでしょう。

 

 

 

しかし、

学校や教育委員会も

コンプライアンス意識が高まっていたり、

保護者もネットで情報を集めたりする時代。

 

 

 

最近は入会届などを整備し、

任意加入を明確にするPTAも

増えているようです。

 

 

 

任意加入が明確になった場合に

運営するPTA本部役員側としては、

会員の確保が課題となりますね。

 

 

 

今回のテーマは、 

PTAの「会員集め」についてです。

 

 

 

ぼくは入会届があるPTAで、

本部役員を3年やり、

勧誘活動を経験しているので、

実体験に基づく内容です。

 

 

 

では今回もピーブロ(PTA2.0ブログの略)よろしくお願いします!

 

 

 

これまで会員集めをしなくてよかったのは、自治体と同じ構造

多くのPTAは、今まで当たり前のように
保護者みんなが加入する仕組みで
運営されてきました。
 
 
 
そういうPTAは
「会員集め」とは
無縁の世界だと思います。
 
 
 
自動で保護者みんなが会員となり
会費収入が生まれるため、
会員にとって魅力のある組織に
なろうというパワーが
働いてこなかったんですね。
 
 
 
自治体の住民や税金に例えると
わかりやすいと思います。
 
 
 
特に頑張らなくても住民はそこにいて、
多くのサラリーマン世帯からは、
源泉徴収という仕組みを経て
税金が入ってくる。
 
 
 
今でこそ良くなってきていますが、
お役所のサービスレベルは
民間のサービスよりはるかに悪いですよね。
 
 
 
「競争」がないとそうなるんです。
 
 
 
PTAも同じなんです。
 
 
 

これからは「会員集め」が重要に

でもこれからはそうはいきません。
 
 
 
PTAが未来永劫
今のままで運営できるわけがなく、
時間がかかったとしても、
任意加入の波は起こるでしょう。
 
 
 
その時に「会員集め」が必要となってきます。
 
 
 
PTAに加入し、活動に参加することによる
ベネフィットを明示し、
本人の意思で入会届を出してもらう
ことが必須となるんです。
 
 
 
えー、そんなことになったら
どうしたらいいの?
と思われた役員の方。
 
 
 
ご安心ください。
 
 
 
PTAは子どものより良い学びのための
環境整備という理念があり、
そのための活動をしているはずです。

 

 

 

負担が大きすぎるのは問題なのですが、

PTAの理念に共感してれる保護者は

絶対にいます。

 

 

 

だから、

PTAの理念と活動内容をしっかりと

お伝えすれば

多くの保護者は会員になってくれます。

 

 

 

必要なのは、ウソや誇張のない、

正直なPTAのPRによる「会員集め」です。

 

 

 

無理やり会員になって

もらわなくても大丈夫です。

 

 

 

「きっかけ作り」という考え方

ここでいうPTAのPRは

「きっかけ作り」だと思ってください。

 

 

 

例えるなら

駅前で募金活動をするようなイメージです。

 

 

 

日本のどこかで災害が起こった際に

「何か力になりたいなぁ」

と思いますよね。

 

 

 

でも自分から赤十字社のHPを調べて、

振り込みするような人はまれです。

 

 

 

でも、駅前で募金をしていたり、

コンビニのレジの横に募金箱があったりすると、

お金を入れると思います。

 

 

 

きっかけとはそういうことなんです。

 

 

 

お金がないから、募金しないわけではなく、

「きっかけ」がないから募金しないんです。

 

 

 

PTAも同じです。
 
 
 
きっかけを作ってあげれば
PTAの理念に共感する人は
会員になり活動に参加してくれるんです!
 
 
 
なのに、今のブラックなPTAは
会員集めをする代わりに、
「登校班に入れない、記念品を渡さない」
など、非会員となる不利益をPRし
強制的に会員にさせる。
 
 
 
そんなことはもうやめましょう。
 
 

 

先頭もイヤだけど乗り遅れるのもイヤ

さて前置きが長くなりましたが、
そのように考えた時に、
うまくPRすることは
悪いことではないというのが、
わかると思います。
 
 
 
任意団体がPRを強化して、
会員を増やすということは
当たり前ですから。
 
 
 
そこで使える心理は
「みんなやっている」という事実です。
 
 
 
先日仕事で知り合った
大学のキャリア担当の先生によると、
今の若者は
先頭に立つ人は少ないけど、
自分だけ遅れているのもそれはそれでイヤ
なんだということらしいです。
 
 
 
これ、ほかの世代にも言えることかな
と思うんです。
 
 
 
PTAでいうと、
会長をはじめ本部役員にまで
なる気はないけど、
自分だけ非会員となるのもイヤ。
 
 
 
事実として、みんなやっているという
情報があるなら、
まずは自分もやっておこう、と思うもの。
 
 
 
そういう心理を考えた、
PRは悪いことでないとぼくは考えています。
 
 
 

同調圧力かどうかは文脈で判断

一方で「みんなやっている」というのを

同調圧力をかけているのじゃないか?

と考える人もいるでしょう。

 

 

 

「みんなやっている」ということを話した

といってもその前後の文脈があると思うので、

その部分だけを切り取った議論では、

判断は難しいものです。

 

 

 

加入は任意だけど、みんなやっているって、

捉え方によって、

「すごくいい活動をしているからみんな加入しているんだ!」

ともいえますし、

「みんなやってるなんて、実質強制しているからじゃないの?」

と考えることもできます。

 

 

 

なので、ここは前後の文脈や

PTAが実質どういう運営をしているか

を見て、良し悪しの判断をしてほしいと思います。

 

 

 

まとめ:任意加入を確立し、うまく会員集めをしよう

何れにせよ、

きっちりと任意加入が確立されていることが

まずは第一条件となりますので、

そこはしっかりと進めていきたいですね。

 

 

 

その上で、PTAも任意団体として、

しっかりと「会員集め」の活動をしていけば

PTA活動がどんどん良くなり

アップデートされていくんだと思います。

 

 

 

では、今回はこの辺で!

 

 

 

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