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こんばんは。

PTA本部役員歴3年、PTAブロガーのいさおです。

 

 

 

先日とある学校のPTA会長の方から伺った話なんですが、PTA会計の繰越金が相当ヤバいことになっていて、なんでも数千万円規模だというのです。

 

 

 

PTAのお金って少ないよりは多い方がいいんでしょうけど、いったい何年かかったらそんなに膨らむのかビックリですよね。

 

 

 

ここまでいかなくても、PTAの繰越金が多いんだけどどう使っていけばいいのかわからないって悩んでいる人も多いんじゃないかと思い、今日はPTAの繰越金について書いてみたいと思います。

 

 

 

ぼくは3年間の任期中に、会費に関して2回総会にかけて説明し議決をとったことがあ流ので、リアルな話としてお伝えすることができると思います。

 

 

 

では今日もピーブロ(PTA2.0ブログの略)よろしくお願いします!

 

 

 

PTAの繰越金は持ちすぎるな

PTAのお金ってみんなのお金なんで、あんまり残高が多いとなんか気持ちわるい感じがしますよね。

 

 

 

とにかく現金があると不正が起きるリスクがあります。

 

 

 

PTA会費を教頭が使い込んだとか、検索すると出てきますよ。

 

▼ニュース記事のひとつはこちら

小学校長がPTA会費480万円を横領

出典:産経ニュース

 

 

こういった事件も残高が多いということを知ったことが引き金となり起こるんです。会費が480万円も余っていたってことじゃないですか。

 

 

 

通帳や印鑑の管理が適当なら、保護者の誰かが繰越金を持ってトンズラするなんてリスクも0ではありませんし、残高が多いのは何かと怖いのです。

 

 

 

みんなのお金だからという「先送り」

じゃあ次に多すぎる残高は減らしていこうって話で、ぼくはボロくなったPTAの備品の買い替えを提案して、総会で承認を得ました。まあごく普通の話ですね。

 

 

 

でも冒頭のPTAだと、使うことを良しとしてくれない人が多いのだそう。

 

 

 

「過去に在校していた子どもの保護者たちから集めたお金なんで」ってのがみんなの理由らしいのですが、そんなこと言ってたら何もできないですよね。

 

 

 

確かに会費として払ってくれた人と、その会費を使ってメリットを得る人がズレるのは理想的ではないとは思いますよ。できればお金を払った人に還元したい。

 

 

 

でもそれって問題の先送りなんじゃないですかね?

 

 

 

自分がお金の使い道を決めたことによって誰かに文句を言われたくない。だから臭いものには蓋をするように、今は使い道を決めたくないって思いでしょう。

 

 

 

どこかで誰かが決めないと繰越金は膨らみ続け、問題を先に送り続けることになるんだったら、いま自分たちでやりましょうよってのがいいと思います。

 

 

 

備品を買うか会費をさげるか

ぼくの事例のように少し高額の備品を買うのがオススメです。PTAが使う会議室の机とか椅子とか棚とか、あるいはノートパソコンやプリンタもいいかもしれませんね。保護者から欲しいものを聞き取ってみるのもいいと思います。
 
 
 
それから、会費を下げるという方法もあります。
 
 
 
これ以上繰越金を膨らませないように、使う分だけ徴収するのが理想ですからね。
 
 
 
会費を下げる場合にも、単に残高が多いからってことではなくて、今後必要となる金額をしっかり見積もるようにしましょう。パソコンなどは5年に1回の買い替えと計算して、備品積立金として計算すると良いでしょう。
 
 
 
会費って下げるのは簡単ですが、後から足りなくなって上げるのは難しいので、一気に下げすぎないようご注意ください。
 

 

 

まとめ:過去に縛られず未来を見よう

繰越金は過去の会費の累積であることは間違いありません。

 

 

 

でもそれに縛られる必要はありません。

 

 

 

繰り越すことを決めたのは過去の会員であり、繰越金をどう使うかを決めるか権利を持っているのは今の会員だけです。

 

 

 

多すぎる繰越金はいいことありません。

 

 

 

今これからの未来のためにぜひガンガン使いましょう!

 

 

 

では、今回はこの辺で!

 

 

 

▼こちらの記事も合わせてどうぞ!

 

[現PTA役員必見]会費の使い道、NGはこれ!

 

 

 

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